肉腫の臨床と研究の今

招待講演
~肉腫の臨床と研究の今~

2022年7月7日(木)17:00~

長谷川先生.png

​演者

長谷川 延彦

Nobuhiko Hasegawa

順天堂大学 医学部 整形外科学教室

​座長

末原 義之

Yoshiyuki Suehara

順天堂大学 医学部 整形外科学教室 客員教授

骨軟部腫瘍(肉腫)は、骨および軟部組織から発生する希少な疾患であり、様々な組織型をもつ。高悪性度の肉腫の治療は、外科的切除、放射線療法、化学療法が行われ、これらの集学的治療にも拘らず、治療成績は極めて不良であり、転移の進行した症例の5年生存率は30%に過ぎず、適切な治療薬が求められている。また、他がん種と比べ、血液腫瘍マーカーがなく、現状では画像検査によるスクリーニングに限られ、特異的な腫瘍マーカーを用いた検査法はない。適切な集学的治療には、診断、再発予測、治療効果判定を低侵襲かつ早期に行える手法が求められており、血液検体での骨軟部腫瘍分子マーカーの開発が必要である。このように骨軟部腫瘍の患者生命予後改善のためには、最適な治療法、検査方法の開発が強く求められている。本講演では、肉腫治療の現状と研究にふれ、私たちが取り組んでいる融合遺伝子に着目した治療法、検査法の検証結果をご紹介する。

キーワード

1.肉腫 2.融合遺伝子 3.リキッドバイオプシー

​略歴

2014年3月 順天堂大学医学部 医学科 卒業

2016年4月 順天堂大学整形外科学講座 入局 

2018年4月-2021年3月  順天堂大学大学院医学研究科 研究員

2018年7月-現在 国立がん研究センター研究所 細胞情報学分野 任意研修生

2021年3月 順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士取得)

2021年7月-現在 順天堂大学整形外科学講座 助教